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『唇にキミの色』をネタバレなしで紹介!登場人物・ストーリー・感想レビュー

2024年6月20日 染井れい

唇にキミの色の漫画の登場人物やストーリーを解説!個人的な感想も

『唇にキミの色』という漫画をご存じですか?

 

「リビングの松永さん」の作者、岩下慶子さんの作品です。

 

たった全2巻ながら、読む人の心に深く残る作品です。

この記事では、

作品の登場人物やストーリーの魅力、そして筆者が実際に読んで感じたこと

を交えながらご紹介します。

 

本当に素敵なストーリーで、ぜひ読んでほしい漫画の1つです。

 

 唇にキミの色とは?

『唇にキミの色』は、2014年〜2015年にかけて「ザ・デザート」(講談社)に掲載されていました。

単行本は全2巻で、美しい絵と繊細な感情描写が読者の心をつかむラブストーリーです。

原作者は、岩下慶子さんです。

 

 

『唇にキミの色』漫画の登場人物

加倉井彩(かくらい・あや)

絵を描くことが大好きな高校生。

ある時、教師との関係について誤解され、学校の中で孤立してしまう。

自分の「色」を消して生きるようになるが、アイムと出会ったことで、救われると共に、彩の世界が変わっていく。

 

佐田アイム(さた・あいむ)

フランスからの帰国子女でハーフの佐田アイムは、彩の高校に転校してくる。

金髪で美しい姿から、学校の中だけにとどまらず、学校外でも有名でアイドル的存在に。

しかし、そんなアイムも内面では、孤独を抱えている。

アイムも彩に出会ったことで、世界が変わっていく。

 

 

『唇にキミの色』のストーリー

「たった一度のキスが私の世界を変える。」絵が大好きな女子高生・彩は、美術教師との関係を疑われ、学校で孤立していた。

ハーフの転校生・アイムは輝くような美貌の持ち主で、たちまち人気者となるが、一人ぼっちの彩に好意を寄せて、突然キスをするのだったが…?

美しすぎるキスシーンも必見! 運命の恋が色づく感動ラブストリー!

引用 講談社コミックプラス

 

自分の色を消している彩

 絵が大好きな高校生の彩は、美術教師との関係を疑われてしまい、学校で孤立してしまいます。

美術部をやめ、大好きだった絵も封印し、人と関わらず、自分の色を消して学校生活を送っていました。

 そんな、息を殺すような毎日を過ごしていた彩の前にハーフの転校生・佐田アイムが学校にやってきます。
アイムは、金髪碧眼のイケメンで、明るく、あっという間にクラスの人気者になってしまいます。

そんなアイムは、自分の色を消している彩に興味を持つのです。 

 

何色にも染まれないアイム

アイムは、小さい頃から「自分だけ違う」ことで、周りになじめなくていつも1人でした。

フランスと日本、どちらにもなじめない環境に悩んでいました。

明るく、人気者のアイムですが、日本人でもない、フランス人でもない、どちらにもなれない、何色にも染まれないことに心を痛めていました。

 

2人が出会ったことで変っていく色

彩とアイムが出会ったことで、お互いの世界の色が変っていきます。

世界が変わったことで、2人の恋がどんな展開になって行くのかが、この漫画の見どころです。

 

『唇にキミの色』を読んで感じた3つの魅力

『唇にキミの色』を読んで、私が感じた3つの魅力です!

 

1. テーマが深い:「色」とアイデンティティ

自分の「色」を消している彩と、何色にも染まれないアイム。

対照的な2人の姿が、個性や自分らしさについて深く考えさせてくれます。

 

2. ギャップに惹かれるアイムの魅力

アイムは、見た目は華やかですが、心は繊細で真っ直ぐです。

アイムの一途さと優しさに、間違いなく、思わず胸キュン必至です。

 

3. 感情の描写が美しい

全2巻とは思えないほど感情表現が丁寧です。

2人のお互いを思いあう心の動きに注目です。

 

 

『唇にキミの色』の感想・レビュー

この作品のテーマは、「色」です。

自分だけの「色」を見つけていくラブストーリーです。

 

彩と同様、いつも華やかなアイムも見た目からは、想像できないようなキズを心に負っています。

アイムは、一見チャラそうに見えますが、一途に彩の事を想っています。

そんな、アイムがめちゃくちゃイイ!!!好き!!イケメン!!

こんなに一途で素敵な男性は、現実にはなかなかいないかもしれませんね。

 

また、彩もアイムの事を一途に想っています。

お互いに惹かれあい、大切に思うからこそ、お互いの幸せを思う描写は、何度読んでも涙が出てきます。

そして、お互いに自分のやるべきことを懸命に貫くのです。

これこそ、「運命の恋」なのかな、と思えるストーリーです。

なんてたって、最終章の題名が「愛の色」ですからね(*^^*)

実際にこの記事を書くために、何度も読み返したのですが、同じところで何回も泣くという(笑)

全2巻と短いので、欲を言えばもう少し詳しく描写して欲しかったな、と思う部分もあります。

でも、これはこれで良かったのかなぁ?

デッサン風の描写も素敵で、作品の世界観を高めていると感じました。

私は、岩下慶子さんの作品をこの漫画から知りました。

 

作者・岩下慶子さんの他のおすすめ作品

私は、岩下慶子さんの作品をこの漫画から知りました。

岩下慶子さんというと「リビングの松永さん」が有名ですよね。

 

リビングの松永さんについては、こちらの記事に書いています。

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「唇にキミの色」は、岩下慶子さんの作品の中でも、1番好き!と言っても良いくらいの作品です。

 

 

まとめ 『唇にキミの色』は自分だけの「色」を見つけていくラブストーリー

『唇にキミの色』について解説してきました。

  • 『唇にキミの色』は短編ながらも深く心に残る恋愛漫画
  • 彩とアイムのお互いの「色」をめぐる物語が共感&感動
  • 優しくて少し切ない、でも前向きになれるラブストーリー

全2巻という読みやすさも魅力のひとつ。

本当に素敵なストーリーなので、ぜひ一度読んでいただきたいです!!

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