ボッコンリンリの登場人物
山田凛(やまだ・りん)
高校2年生。
亡き母の影響で、
道元に憧れて、同じ高校に進学し、書道部に入部。
後に書道部の部長になる。
道元に思いを寄せているが、自分に自信がなく、引っ込み思案な女の子。
内田道元(うちだ・どうげん)
高校3年生。イケメンの天才書道家。
100人もの生徒を抱えている。
モテモテで、遊び人だが書に対する情熱は本物。
千秋(せんしゅう)
道元の婚約者で、美人な書道家。
マスコミでも話題の人物。
凛と正反対の自信家。
凛に対して、敵対心をむき出しにしている。
ボッコンリンリのストーリー
母親の影響で書道を始めた山田凛は、現役高校生書家・内田道元に憧れ、同じ高校の書道部に入部する。
しかし、書道部とは名ばかり、その実態は「道元ファンクラブ」であった。
そんな書道部でも書に真剣に向かう凛に、道元は彼女を部長に推薦するのであったが…?
HでドSなイケメン天才書道家とジミな女子高生が織り成す、S級書道ラブコメディー!
引用:講談社コミックプラス
名ばかりの書道部
母親の影響で書道を始めた山田凛は、母親の死後、書道をやめていました。
しかし、現役高校生書家・内田道元の書に出会ったことがきっかけで、
再び書道を始めます。
そして、その憧れの道元と同じ高校に入学し、書道部に入部したのですが、
せっかく入った書道部も肝心の道元は、部員ではありませんでした。
しかも、その書道部は名ばかりで、道元がイケメンということもあり、
実態は「道元ファンクラブ」だったのです。
部長と部員は、ギャル達で、部室は実質遊び場になっていました。
凛が書道部の部長に
ある日、生徒会から、活動がないなら廃部にすると言われてしまいます。
そんな時、道元が部室に現れ、廃部にすることに賛成します。
それでも凛は、1人になっても部活を続けたいと頭を下げると、それを見ていた道元は、面白がり、書道部に入部すると言い出します。
そのかわり、部長に凛を指名してきました。
しかし、凛は一度書道を辞めて、高校生になってから書道部に入り、最近書道を始めたばかりの自分では自信がないと、道元に取り消しを求めます。
道元は、凛が生徒会に頭を下げた時に言った言葉に心を動かされたから、部長にしたのだと言います。
結局、道元の言葉に押し切られてしまった凛ですが、それと同時に、凛は道元に対して、ただの憧れではない、恋心を自覚するのでした。
どSの道元と自信のない凛
どSの道元は、どこか物事に対して冷めているところがあります。
凛は、自分に自信が持てないですが、純粋でまっすぐです。
そんな凛に道元も次第に心を動かされて行きます。
道元には美人の書家の婚約者がいますが、2人はどう決着していくのでしょうか?
【ボッコンリンリ】は書道と恋に真剣に向き合っていくラブコメディ
ボッコンリンリとは【墨痕淋漓】・・・
墨で表現したものが生き生きとして、みずみずしいさま。
この、意味の通り、書道が題材の作品です。この言葉も作中に出てきます。
初め、このタイトルを見た時「何?それ?」と思ったのが正直な感想です。
お恥ずかしながら、【墨痕淋漓】と言う言葉を知りませんでした(;^_^A
読んで、初めて、書道のお話なんだということを知りました。
この「道元ファンクラブ」の部員(?)の先輩たちは、
ギャルでふざけた事をしている感じなのですが、明るく楽しく良い人達で、
少しジミな凛にもフレンドリーに接してくれて、時には凛を応援してくれます。
そして、遊び人の道元ですが、書道に対する姿勢は本物で、その姿に凛は、次第に惹かれていきます。
道元に美人の書道家の婚約者がいたり、道元の家が書道の名家だったり、次々と問題がやってきます。
この作品は、ラブコメディーで、笑えるところもあり楽しい作品です。
個人的には、道元がちょっと冷めてるなぁ、と感じていましたが、遊び人のわりに一途なところがあるのです。
自信の持てない凛が、道元に振り回されながらも、それでも書道にまっすぐに向き合う姿とぶれない想いにグッときます。